民主制は神様が前提


ササクレ様からいただいたコメントのお返事が、コメ欄だけでは足りなくて、
 記事にしちゃいました。
 考える時間があまりなかったので、とりとめの無い文章になっているかもしれません。
 大目に見て下さい。



 民主制では、有権者の投票が不可欠です。
 投票結果は、神様の御意志らしいです。
 だから、たとえどんなに理不尽な結果が出ようとも、
 従わなくてはならないのがルールです。
 絶対唯一神があってこその制度なのです。
 八百万も神様がいらしては、
 どの神様の御意志なのかが問題になっちゃいますからね。


 ちなみに、資本主義が登場したときも「神の手」が持ちだれました。
「神の手」があるから、自由経済でも大丈夫。ってね。
 民主主義も資本主義も、神様が手を抜いてもらっちゃあ困るのですよ。


 さて、現在、世界中に 多種多様な価値観を持った情報が、大量に飛び交っています。
「人類は、過剰な情報によって滅びる」 と予言した人がいたらしい。
 今なら納得できちゃうかも。
 現代の社会においては、
 情報に近いところに位置する マスコミなどの巨大情報機関が、
 神様になってしまう可能性もあるわけです。
 民主主義を奉じるならば、
 信じるに足る情報を選ぶ覚悟が必要なのではないでしょうか。


 神を信じますか?
 マスコミを信じますか?
 ネット情報を信じますか?


 政治体制は様々ありますが、どれも長所があれば短所もあるはず。
 社会主義に失敗した国があるように、
 独裁政治に支えられていた国が、
 独裁者が殺されたとたんに大混乱になったように、
 民主主義にも弱点があるはずです。
 民主主義だって、万能だとは思えません。
 私はキリスト教徒でもイスラム教徒でもないので、
 神様大丈夫か、と思っちゃうわけです。


 江戸時代は封建制でしたが、
 世界史全体から見ても、
 平和で文化的な時代が 三百年近く続いた 奇跡の時代と評価されているようです。
 要は、どんな政治体制を選ぶかということ以上に、
 どこまで上手く運営するかも大事なんじゃないでしょうか。


 完全無欠な政治体制なんか あるのかなあ。
 今のところ、私には心当たりがありません。
 知っている方がいれば、教えて欲しいです。
 いづれにしろ、
 不完全であろうとも、社会のシステムやルールは必要なのですが。